内容説明
世界の人々からも仰がれた昭憲皇太后。御生誕150年の記念出版。
目次
ご誕生
おん幼きころ
御母にも御父にも逝かれて
「蛤御門の変」のおり
初お目見え
ご入内にむけて
ご入内
御所での初めての正月
東京奠都
ご日常と宮中改革〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayako Moroi
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同時代の証言などをもとにした研究書かと思ったら、「皇后さん」と称する御所ことばを用い、「あそばしました」「あらせられました」と昭憲皇太后の生涯を語っていく本であった。そばでその生涯を見聞きしているかのような文体なので、それに慣れるのに時間がかかった。多くの詠歌が挙げられているが、近代短歌とは趣を異にした、古典文法を用いた和歌が、意外にもすっと心に入ってくる。近代短歌は個性の発露という意義が大きく、思いを共有するツールという意味では、古典的な和歌のあり方も捨てたものではないと思う。2014/03/31
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