内容説明
神宮司庁東京皇大神宮遙拝殿として創建され、戦前期には広く「日比谷大神宮」「飯田橋大神宮」の名称で崇敬されてきた東京大神宮。伊勢の神宮との深い由緒と歴史的経緯を持ち「東京のお伊勢さま」とも称される東京大神宮の創建から現在までのあゆみを多くの史料や写真をもとにわかりやすく紹介。
目次
大神宮の名称・呼称についての解説―本書を読むために
第1編 大神宮創建の経緯をたどる―日比谷時代から飯田橋移転までの大神宮の歴史(明治維新と伊勢神宮;維新の理想と神宮の御取扱;大教宣布の詔と神宮 ほか)
第2編 神前結婚式と礼典・大神宮―神前結婚式の創始と起源・発展をめぐって(婚礼儀式のあり方を変えた大神宮;神道における婚姻の意義;神前結婚式の創始以前について ほか)
第3編 大神宮あれこれ―大神宮の不思議を探る(大神宮に祀られる神々;大神宮のおまつり―恒例祭祀について;皇室と大神宮との関わり ほか)
著者等紹介
藤本頼生[フジモトヨリオ]
國學院大學神道文化学部神道文化学科准教授。昭和49年、岡山県生まれ。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士後期課程修了。博士(神道学)。平成9年に神社本庁奉職後、平成23年に國學院大學専任講師を経て、平成26年より現職。専攻は日本宗教行政史、神道教化論、神道と福祉、宗教社会学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。