戦争案内―映画製作現場、アジアからの報告

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  • サイズ B6判/ページ数 164p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784764501423
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0036

内容説明

戦争はなぜ起こるのか。明治以来、日本がたびたびアジアに対して起こした侵略戦争はだれが必要としたのか…。

目次

第1章 明治維新からアジア太平洋戦争まで(明治維新以来、日本の経済発展を支えた侵略戦争;天皇は世界一の大資本家であり、大地主だった ほか)
第2章 アジア太平洋戦争―この戦争を必要としたのは誰か(日本の民主化をクーデターで押しつぶして、軍事政権を樹立、アジア太平洋戦争へ;マレー半島での中国系住民の大量虐殺について ほか)
第3章 再びアジアを植民地化(フィリピンの戦後;沖縄 ほか)
第4章 殴る側の大国となった日本(一九八五年までの日本経済;一九八五年、プラザ合意以降日本の社会構造は根本的に変わった ほか)

著者等紹介

高岩仁[タカイワヒトシ]
1935年福岡生れ。1957年東映株式会社入社、編集部員。1969年、東映株式会社退社、以後フリーカメラマン。1971年劇映画「どぶ川学級」の撮影。1975年~「公害原論」をはじめ「水俣一揆」「実録公調委」などの、公害を告発し反対するための記録映画の撮影。1978年~「江戸時代の朝鮮通信使」をはじめ「解放の日まで」などの在日韓国朝鮮人に関する、様々な運動のための記録映画の製作と撮影・編集。1979年~「ユンカーさん」をはじめ「友好の旅」「レーニンに学ぶ」など、社会主義国の革命の成果を伝えるための記録映画の製作と撮影・編集。1989年~「日の丸と君が代」をはじめ現在の教育の問題と戦争の真実を追究する記録映画の製作と撮影・編集。1990年~「教えられなかった戦争」(マレー半島編)、(フィリピン編)、(沖縄編)、など、日本による過去と現在も続くアジア侵略の実態と侵略戦争の社会構造的原因を追究するシリーズを、製作
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感想・レビュー

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perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺

4
2004年著。著者は記録映画カメラマン。ツイッター上で医師の本田宏さんが紹介しているのを見かけて読んだ本。今年は戦争関係の本ばかり読んでいるが、これは日本の軍国主義化と侵略戦争開始がほぼ不可避となった現状を反映している。本書の要点は「何故戦争が起こるのか」「誰が戦争を起こしているのか」で、著者はマルクス主義者ではない。 第一章。明治維新から第一次大戦まで。天皇は第一次大戦後、世界最大の大資本家となった。その額たるやとてつもない。戦争を欲していたのは政治家や軍人という通説を否定し、資本家が戦争を始めたと。→2023/02/10

健康平和研究所

0
フィリピンの歴史学者レナト・コンスタンティーノ「日本の歴史書や歴史教科書をたくさん調べましたが、今まで日本が行ってきたアジアに対する侵略戦争の張本人をすべて軍人や政治家として描いています。しかし基本的に軍人や政治家は金で操られた操り人形の役をしたにすぎません。戦争を必要として計画して金で軍人や政治家を操って莫大な利益を上げてきたのは、財閥・資本家たちですよ。しかし日本の歴史書には、このことはどこにも書いてありませんね。」2012/03/18

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