出版社内容情報
《内容》 この本は統計学の話が多くなるだろうが、いわゆる統計学の本ではない。説明に数式は用いない。統計学を研究の道具として正しく有効に使うための最も基礎的な考えかたの解説書である。できるだけ具体例に即して説明するが、それを通じて自分のデータのことを考えていただくのが最も分かりやすいと思う。たとえれば「生」の臨床データは埋もれた鉱脈である。適切な方法で採掘し精錬すれば、豊かな富をもたらしてくれるだろう。この本ではそのための効率的な方法を、分かりやすい知識として提供したいと考えている。 この本が、データをまとめたいと考えている臨床家の方々や、これから学位論文を作ろうとしている大学院生や研究者のお役に立てば、筆者にとってこの上ない幸せである。 《目次》 第1部 研究計画1章 研究計画第2部 統計学の考えかた2章 統計的方法の基本的考えかた3章 記述統計的視点4章 統計的仮説検定の考えかた5章 検定法の選択と実際6章 測定尺度の信頼性と妥当性7章 関連性の見かたと因果関係8章 多変量解析という考えかた第3部 データ扱いの実際とまとめかた9章 データの扱いかたの実際10章調査の種類と調査票の作りかた11章 臨床研究論文の書きかたむすびとして12章 臨床と疫学
内容説明
本書は、いわゆる統計学の本ではない。説明に数式は用いない。統計学を研究の道具として正しく有効に使うための最も基礎的な考えかたの解説書である。具体例に則した説明を通じて自分自身のデータのことを考えていただくのが最も分かりやすいと思う。本書ではそのための効率的な方法を、分かりやすい知識として提供する。
目次
第1部 研究計画
第2部 統計学の考えかた(統計的方法の基本的考えかた;記述統計的視点;統計的仮説検定の考えかた;検定法の洗濯と実際;測定尺度の信頼性と妥当性;関連性の見かたと因果関係;多変量解析という考え方)
第3部 データ扱いの実際とまとめかた(データの扱いかたの実際;調査の種類と調査表の作りかた;臨床研究論文の書きかた)
むすびとして(臨床と疫学)
著者等紹介
三宅由子[ミヤケユウコ]
国立精神・神経センター精神保健研究所精神保健計画部統計解析研究室室長
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