出版社内容情報
《内容》 本書は全員が昭和42年卒(42会)の肝臓病研究者によって執筆されている。基礎編と症例編(肝・胆)で構成されており、基礎編の診断とあ検査法は図・写真やシェーマを駆使して分かりやすく解説。症例編では各疾患の日常の診断に必要なできるかぎり最近の情報を盛り込みながら具体的に解説がすすめられており、現在研修医として、また若き医師として臨床の最前線で苦闘している学徒のベット・サイドで大いに役立つ実用書として必読をお薦めいたします。 《目次》 基礎篇1 肝・胆道疾患研究の最近の動向1.1肝疾患研究の最近の動向/1.2胆道疾患2 肝臓の機能と形態2.1肝臓の解剖学と発生学/2.2肝臓の循環動態と機能分担/2.3肝臓の構成細胞/2.4肝の生体内での役割/2.5肝細胞膜の形態と機能/2.6肝再生3 肝・胆道疾患の診断と検査法3.1症状からみた診断の進め方/3.2血液化学的検査/3.3肝炎ウイルスマーカー/3.4腫瘍マーカー/3.5腹腔鏡検査と肝生検/3.6総合的画像診断/3.7肝結節生病変の病理診断―肝細胞癌および類似病変を中心に―4 肝臓病の治療4.1ウイルス肝炎/4.2自己免疫性肝障害/4.3薬剤性肝障害/4.4アルコール性肝障害/4.5代謝性肝障害/4.6感染症/4.7劇症肝炎/4.8肝硬変/4.9肝細胞癌/4.10転移性肝癌/4.11肝移植5 胆道疾患の治療5.1胆石症/5.2胆道感染症/5.3胆道運動機能異常症/5.4原発性硬化性胆管炎/5.5胆道腫瘍症例篇1 急性肝炎1.1A型急性肝炎/1.2B型急性肝炎/1.3C型急性肝炎/1.4伝染性単核球症に急性肝炎の合併をみた1例2 劇症肝炎2.1劇症肝炎/2.2劇症肝炎急性型/2.3B型劇症肝炎急性型/2.4薬剤性劇症肝炎/2.5劇症肝炎亜急性型/2.6劇症肝炎亜急性型3 慢性肝炎3.1B型慢性肝炎(Hbe抗原陽性例)/3.2B型慢性肝炎(Hbe抗原陰性例)/3.3C型慢性肝炎/3.4D型慢性肝炎4 薬剤性肝障害4.1薬剤性肝障害5 アルコール性肝障害5.1アルコール性肝障害6 代謝性肝疾患6.1肝脂肪/6.2ヘモクロマトーシス/6.3Wilson病/6.4肝性ポルフィリン症/6.5アミロイドーシス7 体質性黄疸7.1体質性黄疸8 自己免疫性肝炎8.1自己免疫性肝炎9 原発性胆汁性肝硬変症9.1原発性胆汁性肝硬変症10 肝硬変症10.1肝硬変の病態と治療11 肝腫瘍11.1切除可能肝細胞癌/11.2肝癌合併末期肝硬変/11.3胆管細胞癌/11.4大腸癌肝転移/11.5肝血管腫12 肝臓移植12.1肝臓移植13 肝感染症13.1化膿性肝腫瘍/13.2アメーバー性肝腫瘍13.3日本住血吸虫症/13.4日本住血吸虫症14 肝と循環障害14.1Budd-Chiari Syndrome/14.2うっ血性心不全における肝障害15 肝疾患を伴う他臓器障害15.1肝疾患を伴う他臓器障害16 種々疾患に伴う肝障害16.1伝染性単核症と肝障害/16.2全身性アミロイドーシスと肝障害17 小児の肝臓病17.1新生児肝炎/17.2ウイルス性肝炎/17.3Wilson病/17.4肝硬変/17.5肝癌18 老年者の肝・胆道疾患18.1老年者の肝・胆道疾患胆道篇1 原発性硬化性胆管炎1.1原発性硬化性胆管炎/1.2肝エキノコックス症2 胆道ジスキネジー2.1胆道ジスキネジー3 胆石症・胆道感染症3.1胆石症/3.2急性胆嚢炎4 胆道腫瘍4.1早期胆嚢癌/4.2進行胆嚢癌/4.3肝外胆管癌/4.4肝門部胆管癌/4.5乳頭部癌