内容説明
羊飼いの生活における「祝福」と「旅人のもてなし」、詩人たちが語った「賛美と嘆き」「恋愛」「人生の無常」。古代イスラエルの民の日常を原典から読み解き、現代にも通ずる身近なテーマから、旧約聖書の広大な世界を手引きするユニークな一書。
目次
第1章 旧約の原典をめぐって(TNK(タナク)と「旧約」
TNK(タナク)の意味すること ほか)
第2章 創世記の父祖物語を読む(伝説集としての創世記;繰り返される祝福のテーマ ほか)
第3章 詩篇(ヘブライ詩の技法;詩篇の分類 ほか)
第4章 雅歌の世界(旧約神学における雅歌;雅歌の構成、歌の分類 ほか)
第5章 コヘレトのことば(文学的表現の面白さ;書名、著者、成立年代など ほか)
著者等紹介
勝村弘也[カツムラヒロヤ]
1946年兵庫県生まれ。旧約学およびユダヤ学専攻。京都大学農学部卒業後、文学部に編入学。京都大学大学院博士課程(基督教学)単位取得退学。1978年より2年半ハイデルベルク大学留学(Diakonisches Werk EKD奨学生)。現在、神戸松蔭女子学院大学名誉教授、ウイリアムス神学館教授(旧約担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。