内容説明
近代ヨーロッパは、植民地政策を通じて世界の伝統宗教の様相を一変させた。本巻では、宗教改革からソ連崩壊後の20世紀末までを、キリスト教、ヒンズー教、イスラームなどの主要宗教はもちろん、各地の新宗教や「宗教現象」としてのマルクス主義にも光をあてながら、生き生きと描写する。
目次
第14章 ヨーロッパの爆発とキリスト教の改革
第15章 北アメリカ
第16章 南アジアと植民地侵略への抵抗
第17章 現代の中国と朝鮮半島
第18章 現代の東南アジア
第19章 現代の日本
第20章 闇を抜けるイスラーム
第21章 太平洋における植民地の影響
第22章 東欧とソ連
第23章 現代世界におけるアフリカ
第24章 ラテン・アメリカとカリブ海地域
第25章 20世紀の回顧
著者等紹介
スマート,ニニアン[スマート,ニニアン][Smart,Ninian]
1927年スコットランド生まれ。情報部員としてイギリス陸軍従軍中に中国語を修得。その後オックスフォード、ウェールズ、イェール各大学でギリシャ哲学、パーリ語およびサンスクリット語、宗教学などを修める。英ランカスター大学、米カリフォルニア大学サンダバーバラ校の教授として宗教学講座の中心的役割を果たしてきた。2000年にアメリカ宗教学会(American Academy of Religion)の会長に就任。2001年1月29日に逝去
石井研士[イシイケンジ]
1954年東京生まれ。東京大学人文科学研究科宗教学・宗教史学専攻博士修了。東京大学文学部助手、文化庁宗務課専門職員を経て、現在国学院大学文学部教授。1999年同大学より博士(宗教学)取得
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