内容説明
聖霊は「神」なのか?キリスト教信仰の核心でありながら、聖書に明言されていない、聖霊の神性―この難問に、グレゴリオスはいかに向き合ったのか?神論をめぐる論争の時代、正統な三位一体論の確立に不可欠な教父の神学に迫る、貴重な研究。
目次
第1部 グレゴリオスの生涯とその時代(アレイオス論争通史;グレゴリオスの生涯 ほか)
第2部 神知識(Θε´οζの定義;二つの神知識 ほか)
第3部 神の啓示(神のイニシアティブ;バシレイオスと教会の伝統 ほか)
第4部 聖書と三一の神(聖書の沈黙;グレゴリオスとバシレイオスにとっての聖書 ほか)
第5部 結論(結論;グレゴリオスの聖霊論からの問いかけ)
著者等紹介
田中従子[タナカヨリコ]
2004年ムーディー聖書学院卒業。2009年東京神学大学大学院博士課程前期修了(MDiv.)。2012年トロント大学聖ミカエル・カレッジ修士課程修了(ThM.)。2022年東京神学大学より博士号取得(ThD.)。日本基督教団静岡草深教会伝道師、伊東教会牧師、自由が丘教会牧師を経て、現在無任所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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