内容説明
聖書における自然世界は、本当に人間を中心に描かれているのか?旧約テキストに登場する自然物を、人格を持ち神と人に応答する活動的な存在として読み解き、人類学や哲学の視点を取り入れつつ古代イスラエルの自然観を論じた画期的な研究。環境問題と聖書の関係を再考するために最適の書!
目次
第1章 はじめに
第2章 世界との対話―新しいアニミズム、メタファー理論、人格的自然観のテキスト
第3章 見守る世界―五書における人格的自然観のテキスト
第4章 知覚のある世界―預言書における人格的自然観のテキスト
第5章 語りかける世界―諸書における人格的自然観のテキスト
第6章 おわりに―世界と仲良くする
著者等紹介
魯恩碩[ロウンソク]
神学博士、国際基督教大学教養学部教授。韓国ソウル生まれ。ドイツのヴェストファーレン・ヴィルヘルム(ミュンスター)大学神学部博士課程修了(神学博士)。2008年より国際基督教大学で、旧約聖書学、環境倫理学、キリスト教学、聖書ヘブライ語を教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 鷲の血脈 光文社文庫