内容説明
物語、律法、歴史書、詩篇、預言書、福音書、書簡、そして黙示録―広大無辺な宇宙のように多種多彩な神の言を包摂した旧新約聖書全巻を、内村鑑三が『聖書之研究』誌上に展開した夥しい聖書講解とともに読み解き、そこに底流するキリスト再臨の信仰を見出す。深い懐疑に蔽われた涙の谿のような現実を、新しい楽園へ到る道程として生き抜くための希望を示す、信仰的批評。
目次
プロローグ 神の言のコスモス(生命の水の河;宇宙の独立教会 ほか)
第1部 旧約・楽園喪失―堕罪と預言(創世から天地・宇宙の完成へ;塵から塵へ… ほか)
第2部 新約・楽園回復―贖罪と福音(「とき」は満ちる―楽園回復へ;旧約から新約へ―イエスの系図と福音の水脈 ほか)
エピローグ 黙示と再臨―新しい楽園を生きる(黙示と再臨―再臨は詩である;患難と天国―喜びの使信 ほか)
著者等紹介
小林孝吉[コバヤシタカヨシ]
1953年、長野県生まれ。文芸評論家。「千年紀文学」編集人。明治学院大学文学部卒業。博士(学術)九州大学。日本社会文学会、日本キリスト教文学会会員。明治学院大学キリスト教研究所協力研究員。NPO法人今井館教友会理事。元学校法人神奈川大学常務理事。著書『内村鑑三―私は一基督者である』(御茶の水書房、2016年)(第3回西川徹郎文學館賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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