内容説明
殉教者でも、教師でも、修道者でもない庶民階級の女性が、なぜ聖人となったのか?『告白』で母としての思い出のみが語られるモニカ。家庭内に問題を抱え苦しむ女性たちの守護者とされた彼女は、どのような人物だったのか。歴史学・考古学・文化史などの視点から古代末期の女性像を再構築した画期的な研究。
目次
第1章 モニカへのイントロダクション
第2章 モニカの家
第3章 モニカの奉仕
第4章 モニカの教育
第5章 モニカの宗教
第6章 聖モニカ
解説
著者等紹介
松〓一平[マツザキイッペイ]
京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学(西洋中世哲学史専攻)。富山大学人文学部教授を経て、富山大学名誉教授
佐藤真基子[サトウマキコ]
慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(哲学)。現在、富山大学教養教育院教授
松村康平[マツムラコウヘイ]
上智大学大学院神学研究科博士前期課程修了(神学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科博士課程在学中(国際社会科学)、広島学院中学校・高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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