内容説明
すべての教会の共有財産である初期キリスト教の伝統は、ギリシア教父の貢献により形成された。彼らが模索した「神に向かう人間のあり方」は、キリスト教霊性として結実し、修道制、神秘思想、神化思想を生み出した。東方教会理解の鍵ともなるこれら信仰遺産の成立と発展を探究する好著!
目次
第1部 キリスト教霊性思想の源泉
第2部 キリスト教神秘思想の源泉
第3部 東方キリスト教修道制の成立
第4部 カッパドキア三教父の霊性
第5部 東方修道神秘思想の成立
第6部 東方神化思想の成立
著者等紹介
久松英二[ヒサマツエイジ]
1957年、長崎県生まれ。1985年、南山大学大学院文学研究科神学専攻博士前期課程修了(神学修士)。1993年、ウィーン大学大学院神学専攻博士課程修了(Dr.Theol.:神学博士)。南山大学、神戸海星女子学院大学で教鞭をとり、2010年に龍谷大学国際文化学部(2015年に「国際学部」に改組)教授に就任。専門分野は東方教会神秘主義思想、比較宗教思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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