出版社内容情報
文化的背景を踏まえつつ、既存の律法を超えて原始キリスト教世界を波及した、食に関する論争を概観する。宗教と文化の学びに最適。
川島貞雄[カワシマサダオ]
青山学院大学大学院博士課程単位所得、ユニオン神学校大学院修士課程修了、エアランゲン大学に留学。日本聖書神学校教授、東洋英和女学院大学教授、日本基督教団青戸教会牧師を経て、同教団隠退教師。著書『マルコによる福音書――十字架への道イエス』(日本基督教団出版局、1996年)、『ペトロ』(清水書院、2009年)ほか。
内容説明
イエスはなぜ食物規定を批判したのか?厳格な食物規定が存在するユダヤ教社会。異邦人への伝道の途上、イエスは宗教的に動機づけられた禁忌とどう対峙したのか?既存の律法を超えて原始キリスト教世界に波及した、食に関わる論争を概観する貴重な一冊!
目次
第1章 聖なる神の聖なる民―旧約聖書
第2章 律法遵守の徹底―初期ユダヤ教
第3章 すべての食物を清いとする―マルコによる福音書
第4章 外から人の中に入って来るもの―イエスの振舞い
第5章 異邦人伝道への展開の中で―原始キリスト教における食事の諸問題
第6章 救済史の中で―ルカによる福音書
第7章 洗わない手で食べることは人を汚さない―マタイによる福音書
著者等紹介
川島貞雄[カワシマサダオ] 
1934年東京生まれ。青山学院大学大学院博士課程単位取得、ユニオン神学校大学院修士課程修了、エアランゲン大学に留学。青山学院大学専任講師、日本聖書神学校教授、東洋英和女学院大学教授、日本基督教団青戸教会牧師を経て、同教団隠退教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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