内容説明
ユダヤ教の一分派にすぎなかったキリスト教はなぜ地中海世界で勢力を拡大できたのか?その背景には、当時の高等教育の要としての「哲学」の存在があった。本書では、古代末期までのギリシア哲学がキリスト教思想・教理に及ぼした変革的な影響を、教父学の第一人者が平易な言葉で体系的に解説する。
目次
第1部 哲学的背景(その起源からソクラテスまで;ソクラテスと「イデア」;成熟期のプラトン哲学 ほか)
第2部 キリスト教神学における哲学(キリスト教哲学についての論争;ギリシア的神理解とヘブライ的神理解;神の存在の証明 ほか)
第3部 アウグスティヌス(哲学・信仰・知識;自由と善)
著者等紹介
スティッド,C.[スティッド,C.] [Stead,Christopher]
1913年生まれ。イギリスの教父学者。ケンブリッジ大学で学ぶ。1938年英国教会司祭に叙任。オックスフォード大学の講師と研究員、ケンブリッジ大学の研究員とチャプレンを経て、1971‐80年ケンブリッジ大学イーリー講座神学教授。その後、同講座名誉教授および英国学士院正会員となる。2008年逝去
関川泰寛[セキカワヤスヒロ]
1977年、慶応義塾大学経済学部卒業。1980年、エディンバラ大学神学部卒業。1983年、東京神学大学大学院博士課程前期修了。東北学院大学助教授、泉高森教会牧師、十貫坂教会牧師を経て、東京神学大学教授、日本キリスト教団大森めぐみ教会牧師
田中従子[タナカヨリコ]
2004年ムーディー聖書学院卒業。2009年東京神学大学大学院博士課程前期修了(M.Div.)。2012年トロント大学聖ミカエル・カレッジ修士課程修了(Th.M.)。現在、日本キリスト教団伊東教会牧師、東京神学大学博士課程後期在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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