内容説明
2009年にカルヴァン生誕500年を記念して、全国で開かれた講演や説教を収録。現代ドイツ語圏におけるカルヴァン・改革派研究の第一人者が、歴史の深みと信仰の魅力を存分に語る。カルヴァンの旧約聖書解釈の他にも、当時のジュネーヴの出版事情や、教会における音楽や建築、倫理の問題など、多岐にわたる主題を取り扱う。カルヴァンの信仰と思想を現代に受け継ぐための道しるべ。
目次
第1章 「カルヴァン500」へ(カルヴァン・改革派神学研究所セミナー報告―カルヴァンと旧約聖書)
第2章 「カルヴァン500」(礼拝説教―エフェソの信徒への手紙2章10節;礼拝説教―マタイによる福音書11章25‐30節;礼拝説教―「ノアはすべて神の命じられたようにした」(創6:22)についての黙想
主題講演―カルヴァンの旧約釈義
協力講演(1)―出来事と公共性
協力講演(2)―ジュネーヴ詩篇歌と旧約釈義
ワークショップ―詩篇46篇と138篇について
神学校特別講義―改革教会と旧約聖書
教文館特別講義―改革教会の教会建築と礼拝にとって持つ意味)
第3章 「カルヴァン500」から(「カルヴァン500」に出席して;カルヴァンにおける礼拝と社会倫理の結びつき)