内容説明
聖餐は史的イエスに遡源するのか、しないのか。洗礼や聖餐はサクラメントなのか、人間の主体的応答なのか。洗礼にはどんな意味があり、陪餐とどう関係するのか。幼児洗礼にはどんな根拠があるのか。最新の研究と議論を紹介しながら、教会史家の立場から渦中の問題に一石を投じる。
目次
第1部 イエスと洗礼・聖餐の起源(現代日本人のイエス像;現代の聖書学における聖餐の研究;聖餐の起源の問題)
第2部 現代におけるサクラメントの問題(現代における洗礼の問題;サクラメントの倫理化―改革派教会の根本問題;その他の問題)
付論 日本基督教団の諸問題(日本基督教団とエキュメニズム;日本基督教団の二重構造性について;他教派を理解するとはどういうことか―合同教会の問題との関連において;井上良雄と東神大紛争)
著者等紹介
赤木善光[アカギヨシミツ]
1929年福岡市に生まれる。九州大学文学部哲学科卒。東京神学大学大学院修了。現在、東京神学大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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