内容説明
二つの世界大戦下に、良心的兵役拒否者による奉仕活動を展開したアメリカ・フレンズ奉仕団(AFSC、のちにノーベル平和賞受賞)。その創設者であり、敗戦国への食料支援、ユダヤ人救出を巡るゲシュタポとの直接交渉、戦後パレスチナに「神の休戦」をもたらすべく奔走するなど、その一生を隣人愛と平和主義、そして教育に捧げたクエーカーの知られざる生涯。
目次
メイン州サウスチャイナ
クエーカーの流れのなかへ
世界の根源をにぎる
あたらしい生活
山の上の礼拝
深く掘り下げるとき
ハーヴァードの黄金時代
はじまり
精神世界の社会法則
方向を定める
クエーカー史のはじまり
宗教改革者たち
ひとつの時代のおわり
ゆっくりと
戦時下における愛の奉仕
ハーバート・フーヴァーとわが友ジョーンズ
我らがルーファス
アテネと聖地パレスチナ
はじめて聞く音、はじめての訪問
ふたたび東洋へ
産婆術
退官後
ルーファス・ジョーンズの神秘主義
またとない機会
南アフリカ
ベシュタポへの使節
生命の電池
任務のおわり
著者等紹介
ヴァイニング,エリザベス・グレイ[ヴァイニング,エリザベスグレイ][Vining,Elizabeth Gray]
1902‐99。フィラデルフィア生まれ。ジャーマンタウン・フレンズスクール、ブリンモア大学、ドレクセル大学院に学び、ノースカロライナ大学図書館に勤務。1929年結婚、33年死別。34年フレンド派の正式な会員となり、46(昭和21)年来日。46‐50年皇太子および皇室の家庭教師を務め、学習院でも英語を教えた。帰国後は著作に専念し、全米各地の大学・教会で講演。著書25冊
山田由香里[ヤマダユカリ]
早稲田大学卒業。主婦。水戸基督友会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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