発掘された聖書―最新の考古学が明かす聖書の真実

発掘された聖書―最新の考古学が明かす聖書の真実

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  • サイズ A5判/ページ数 454,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784764272828
  • NDC分類 193.02
  • Cコード C0022

内容説明

族長の流浪、出エジプト、カナン征服、ダビデとソロモンの黄金時代、イスラエルとユダの王国の盛衰―これらの聖書物語にはどんな歴史的根拠があるのだろうか?新しい考古学的観点から聖書の起源を探り、古代イスラエル史を再構築する。

目次

プロローグ―ヨシヤ王の時代に
第1部 歴史としての聖書?(族長を探して;出エジプトは起こったのか?;カナン征服;イスラエル人とは何者だったのか?;黄金時代の記憶?)
第2部 古代イスラエルの盛衰(ひとつの国家、ひとつの国民、ひとつの民族?(紀元前九三〇年頃‐七二〇年)
イスラエルの忘れられた最初の王国(紀元前八八四年‐八四二年)
帝国のすぐ近くで(紀元前八四二年‐七二〇年))
第3部 ユダと、聖書における歴史の形成(ユダの変容(紀元前九三〇年頃‐七〇五年)
戦争と生き残りの間(紀元前七〇五年‐六三九年)
大改革(紀元前六三九年‐五八六年)
捕囚と帰還(紀元前五八六年‐四四〇年))
エピローグ―聖書におけるイスラエルの未来

著者等紹介

越後屋朗[エチゴヤアキラ]
同志社大学神学部教授。1958年生まれ。バンダービルト大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門はヘブライ語聖書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう・しんご

1
参考になる図版や年表多数でキリスト者なら座右に備えたくなる1冊。ただし、族長と神との度重なる契約、出エジプト、統一王国などの物語はBC8世紀の南王国のヨシア王を正統化するための編集と創作であって、史実に即したものではないと言う主張は受け入れがたいかもしれない。各テーマごとに聖書の内容を略述した後、90年代までの考古学の知見を反映させた史実を付き合わせて上記主張を丁寧に立証されては、説得力があり、受け入れざるを得なくなるはず。初めて旧約聖書を読んだときに国家神道と同じ匂いを感じた理由を納得させてくれる本。2021/01/13

takataka

0
新しく聖書が発掘された?ということではなく 旧約聖書に書かれた内容を 最新の考古学の成果を踏まえ検証したものです。2011/06/18

ぺんきち

0
旧約聖書の流れに沿って考古学の検証や、聖書の著述の確認がある感じ。 ある程度旧約聖書の理解がないとついていくのが難しい。エンタメ要素は少なく、まじめなまじめな本。でも、導入からの第一部までは、結構面白い、目からウロコみたいな箇所もあった。2020/06/10

原玉幸子

0
主に、聖書に書かれている、族長物語や出エジプト記からバビロン捕囚迄が、本当(史実に基づくもの)かどうかの、考古学的見地からの解説書です。土地勘はおろか聖書に関する知識が無さ過ぎる中で手にしたことに少し後悔はしたものの、「聖書は神学的な歴史物語の文学作品である」と繰り返される簡単な説明に、ふむふむと納得し、「キリスト教とは」の、自身のイメージに知識を肉付けしてくれる本でした(本書で論及されている旧約聖書はユダヤ教ですが)。(◎2018年・秋)2020/03/19

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