内容説明
本書は、戦争を是認していると批判されることの少なくない、旧約聖書の描く戦いを、どのように読むかとの課題を取り扱っている。この課題は、キリスト者だけでなく、政治や平和を考える者の課題でもある。即ち、本書は、これまで歴史の中で継続的に問われてきた人間の根本問題である戦争について考察しようとしている。
目次
第1章 旧約聖書と戦争
第2章 ギデオンの戦い
第3章 デボラ・バラクの戦い
第4章 サムソンの戦い
第5章 アビメレクの戦い
第6章 士師と主の霊
第7章 士師記の構成と編集
第8章 主の戦いと今日の日本