内容説明
バルトの教会論・聖書理解・倫理観を学ぶ入門書。近代神学史に不朽の名を残した神学者カール・バルト。彼の一見難解な思想を平易に説き明かし、現代を生きる教会・信徒への示唆に富んだ洞察を提示する、珠玉の論考集。
目次
第1章 バルトは観念的で社会性を持ち得ないか(神学思想の歩み―アウグスチヌスからバルトまで;教団と信徒、そしてこの世との関わり)
第2章 ポール・リクールとカール・バルト―その決定的相違(リクール哲学の全体像紹介の試み;バルトへの批判とその問題性)
第3章 カール・バルトの旧約観と福音理解(神の選び;旧約における神の選び;光と影)
第4章 私たちはどのように生きており、また生きるべきか(生きるとは何か;生への畏敬の問題;召命(ベルーフ)と召し(ベルーフング))
著者等紹介
喜田川信[キタガワシン]
慶應義塾大学文学部哲学科を経て、同志社大学神学部を卒業後、北米パサデナ大学入学、フラー神学校に留学。1967‐68年ドイツ・チュービンゲン大学に留学。日本ナザレン神学校教授を経て、東京ミッション研究所研究理事、学校法人霞ヶ丘学園霞ヶ丘幼稚園理事長、横浜ナザレン教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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