内容説明
キリスト教はいかにして広まったのか?キリスト教伝来から現代までを、宣教の観点から概観した日本キリスト教史。各時代の宣教活動を取り上げ、宣教に生涯を捧げた人物を紹介しながら、わが国独自の宣教論を探る。カトリック・正教会・プロテスタントの知られざる歩みにも光を当てる、エキュメニカルな入門書。多数の図・表・写真入り。
目次
問題提起
第1章 キリシタン時代における宣教(布教公認時代における宣教;禁教時代における宣教;結論)
第2章 明治時代における宣教(カトリック教会の宣教;ニコライと正教の宣教;プロテスタントの宣教;明治後期における宣教;結論)
第3章 大正時代における宣教(無教会運動;救世軍運動;全国協同伝道;再臨運動と大正期ホーリネス・リバイバル;結論)
第4章 昭和時代における宣教(神の国運動;戦争と教会;戦後における宣教;結論)
整理と課題
著者等紹介
黒川知文[クロカワトモブミ]
1954年、香川県小豆島に生まれる。県立高松高等学校、東京外国語大学を卒業、1980年に同大学大学院修士課程(地域研究)修了後、イスラエル政府奨学生としてヘブライ大学に留学。米国エール大学大学院博士課程(歴史学)にも留学し、1983年に一橋大学大学院博士後期課程(社会学)修了。1995年、東京基督教大学専任講師の時に東京大学大学院博士課程(宗教学)を修了、博士号(文学)取得。東京神学校、東京基督神学校、エール神学校に聴講し、神学博士号(Ph.D)取得。愛知教育大学教授。明治学院大学、東京外国語大学、慶応義塾大学、東京大学、南山大学院で講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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