内容説明
キリスト教の歴史観は、それが、悪を、最高の精神活動にさえ必然的につきまとうものとして認める限りにおいて悲劇的である。他方、キリスト教の歴史観は、悪を、存在それ自体における本来的なものではなく、最終的に善なる神の支配のもとにあるものと見なす限りにおいて、悲劇を越えている。(序文より)
目次
欺いているようでいて、真実であり
バベルの塔
契約の箱と神殿
四〇〇人村対一人
真の預言の評価基準
究極的信頼
幼少期と成熟
キリスト教と悲劇
苦難の僕と人の子
価値転換〔ほか〕
著者等紹介
〓橋義文[タカハシヨシブミ]
1943年生まれ。ローマリンダ大学文理学部卒業。アンドリューズ大学大学院修士課程修了。東京神学大学大学院修士課程および博士課程修了。神学博士(東京神学大学)。三育学院短期大学教授・学長、エモリー大学神学大学院客員研究員、聖学院大学大学院教授・同大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科長・同大学総合研究所長を経て、聖学院大学総合研究所名誉教授。2021年逝去
柳田洋夫[ヤナギダヒロオ]
1967年生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学)修士課程修了。同博士課程中退。東京神学大学大学院修士課程修了。聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、聖学院大学人文学部教授、青山学院大学・聖心女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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