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キリスト教は女性をどう見てきたか―原始教会から現代まで

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784764267237
  • NDC分類 192
  • Cコード C3016

内容説明

初期教会で活躍した女性使徒や女性預言者はどこに消えたのか?マリア崇敬はいつどのようにして始まったのか?魔女狩りはなぜ行われたのか?避妊や堕胎、離婚の可否、聖職者の独身制や女性の叙階など、今日的な課題への具体的な提言にまで踏み込んだ画期的なキリスト教女性史。

目次

第1章 原始キリスト教における女性(一つの歴史―女性たちについても;イエス―女性たちの友 ほか)
第2章 初期の教会における女性(パウロの場合の女性使徒と女性預言者;女性の位置をめぐる争い ほか)
第3章 中世の教会における女性(アウグスティヌス―原罪がセクシュアリティを堕落させること;性道徳の厳格主義 ほか)
第4章 宗教改革時代における女性(ルターの改革の根本的な衝撃;女性が置かれた状態の変化 ほか)
第5章 近代そして近代以降における女性(哲学的な革命と女性;政治的な革命と女性 ほか)

著者等紹介

矢内義顕[ヤウチヨシアキ]
1957年、東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期修了。神田外語大学助教授を経て、早稲田大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

戸塚こだま

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論点を知ることができる本。キリスト教史をセグメントして「ここはこう言える」「ただしこの点は言い切れない」「この点は注意」といったことを淡々と記述する。概論だけど専門書的。2016/07/17

最大255文字

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ナザレのイエスによる原始キリスト教から現代まで、地中海〜西欧のキリスト教における女性観を六つの「パラダイム」として提示する。当時の社会通念に反して女性の男性に対する平等を謳った原始キリスト教のパラダイム(P1)が、ローマ帝国に包摂された古代教会-ヘレニズム的パラダイム(P2)や西欧のラテン-中世的パラダイム(P3)ではどのように変質したのかが整理される。参考文献にピーター・ブラウン『古代末期の形成』あり。2022/02/10

くり坊

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カトリックなどは、現状、女性司祭などを容認していませんが、そんな来るべき未来に向かって、司祭が男性に限られたのは歴史的な過去を持つ古い原則に過ぎず、これからの将来には、女性司祭の活躍を期待したい著者の意気込みが十分に感じられる1冊。前教皇が生前退位した遠因ともなった、司祭による性的幼児虐待問題など、まったなしのカトリックにとって、こういった主張を、いかに受け止めるかは、これからの未来に深く関わってゆくのだろうなと、そう予感させた本でした。

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