内容説明
ルター、キェルケゴール、イーヴァント、ボンヘッファー、バルト、ボーレン、加藤常昭など、時代・地域を越えて活躍した12名の神学者との豊かな出会いと対話を通して、神の言葉を伝える喜びと説教の核心に迫る。現代ドイツを代表する実践神学者による自伝的説教論。
目次
第1部 声 Stimme(ハイデルベルク大学就任講義 ゲアハルト・フォン・ラート―もしくは、声の形成としての説教学;マルティン・ルター―もしくは、福音の「口頭性」;クラウス・ペーター・ヘルチ―もしくは、福音の響きの音色;パウル・ゲアハルト―もしくは、讃美歌による説教と天のはしご)
第2部 今日 Heute(ハンス・ヨアヒム・イーヴァント―もしくは、時を告げる言葉としての説教;エルンスト・フックス―もしくは、福音の言葉の出来事;カール・バルト―もしくは、囚われている人々に解放を;ディートリヒ・ボンヘッファー―もしくは、キリストのために旧約聖書を説教する)
第3部 聞くこと H¨oren(ルードルフ・ボーレン―もしくは、第二の説教者としての聞き手;加藤常昭―もしくは、魂への配慮に満ちた説教の根源;ヘルバート・クリム―もしくは、教会の心臓の鼓動 また手のわざとしてのリタージーとディアコニア;セーレン・キェルケゴール―もしくは、個人、聴衆、そして共同体)
著者等紹介
小泉健[コイズミケン]
1967年、長崎に生まれる。1990年、大阪大学文学部卒業。1997年、東京神学大学大学院修士課程修了。2007年、ハイデルベルク大学より神学博士号取得。現在、東京神学大学准教授(実践神学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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