内容説明
信仰とは非合理的なことなのか?科学と宗教は敵対するのか?科学者は神を信じないのか?宗教は必然的に暴力と結びつくのか?ベストセラーとなった『神は妄想である』の著者で、熱烈な無神論者・反宗教主義者・科学的合理主義者として知られるリチャード・ドーキンスの主張を一つ一つ丁寧に検証しながら、キリスト教信仰の妥当性を探る。
目次
第1章 神についての妄想か(信仰は幼稚である;信仰は非合理的である;神の存在証明;神は極めて蓋然性が低い;隙間の神)
第2章 科学は神が存在しないことを証明したのか(科学の限界?;NOMAとPOMA;科学と宗教の闘争?;原理主義の衝突)
第3章 宗教の起源は何か(宗教の定義;神への信仰と宗教;心のウイルス;ミーム、万歳)
第4章 宗教は悪なのか(宗教は暴力へと導く;人間による理想の乱用;イエスと隣人愛;キリスト教と宗教批判;旧約聖書の読解に関して;宗教と幸福;結論)
著者等紹介
杉岡良彦[スギオカヨシヒコ]
1966年生まれ。京都大学農学部、京都府立医科大学を卒業後、精神神経科研修医を経て、東海大学大学院医学研究科博士課程で学位取得。現在、旭川医科大学医学部医学科健康科学講座講師。医師・医学博士。研究領域は医学哲学(特に、宗教的人間観と現代医学の関係)、予防医学(メンタルヘルス)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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