内容説明
キリスト教の土台であるイエスの上に建築家として建てていくパウロ。両者は何を考え、どんな活動を行ったのか?史的イエスの信憑性やパウロの回心過程など、現代の神学と聖書学の根本問題を心理学や社会学の側面からも検討し、新しい見解を示す。2010年の来日講演に2編の新論考を補充。世界に先駆けて日本語で最初に公刊。
目次
第1部 イエス(イエスは実在したか―イエスの歴史性を論じる;遍歴教師としてのイエス―イエス伝研究への社会史的寄与;史的イエスとケーリュグマ―学問的構成と信仰への道)
第2部 パウロ(パウロの回心―その原理主義者から普遍主義者への展開;すべての国民のための教会政治家パウロ―その成功と失敗;律法信仰から選びの確信へ―ロマ書に照らしたパウロの神学的発展)
著者等紹介
タイセン,G.[タイセン,G.][Theissen,Gerd]
1943年生まれ。1980‐2008年、ハイデルベルク大学神学部新約聖書学担当教授。現在、ハイデルベルク大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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