内容説明
すべてが相対化される多元主義の社会に生きる現代人は、なおもキリスト教を信じることができるのか?著名な社会学者ピーター・バーガーが、『カラマーゾフの兄弟』の無神論者イワンの問いに取り組む。「苦しむ子ども」に応えられない神は信じるに値するか?使徒信条の言葉のひとつひとつを辿りながら、懐疑を超える現代人の信仰のありかを問う。
目次
第1章 「われ信ず」
第2章 「神」
第3章 「全能の父」
第4章 「天地の創り主」
第5章 「そのひとり子、われらの主、イエス・キリストを信ず」
第6章 「聖霊によりて宿り、処女マリアより生まれ」
第7章 「ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ」
第8章 「陰府にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、天にのぼり、全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより来りて、生ける者と死ねる者とを審きたまわん」
第9章 「われは聖霊を信ず」
第10章 「聖なる公同の教会、聖徒の交わり」
第11章 「罪の赦し」
第12章 「身体のよみがえり、永遠の生命」
著者等紹介
森本あんり[モリモトアンリ]
1956年神奈川県生まれ。国際基督教大学、東京神学大学、プリンストン神学大学卒(Ph.D.)。現在、国際基督教大学教授。2002‐2003年、プリンストン神学大学客員教授
篠原和子[シノハラカズコ]
1959年埼玉県生まれ。国際基督教大学、同大学院卒(Ph.D.)。現在、東京農工大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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