内容説明
ビッグバン、量子物理学、進化論、遺伝子操作、人工知能(AI)など、現代科学が提起する知識を幅広く紹介しながら、それらと宗教との関わりを「対立」「独立」「対話」「統合」という四つのモデルに分類し、「科学と宗教」の相互関係について概観する。これまでの「科学と宗教の闘争」という視点を越えた多様な見方を提示して興味が尽きない。
目次
第1章 科学と宗教に関する四つの視点
第2章 天文学と創造
第3章 量子物理学が意味すること
第4章 進化と継続する創造
第5章 遺伝学、神経科学、および人間の本性
第6章 神と自然
著者等紹介
滝口直子[タキグチナオコ]
1955年生まれ。カリフォルニア大学ロスアンジェルス校大学院修了。Ph.D.現在、大谷大学文学部教授
鄭早苗[チョンチョミョ]
1944年、大阪市生まれ。在日二世。大阪市立大学大学院文学研究科国史学科修士課程修了。大阪工業大学、神戸大学、大阪大学、桃山学院大学、信州大学、近畿大学などで非常勤講師を務め、現在は、大谷大学文学部教授。専攻は、古代韓国・朝鮮史
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