内容説明
キリスト教信仰が目ざす「平和を可能にする神の国」の労働・所有・消費はどうあるべきか。「戦争」「飢餓」「環境破壊」に極まる現代世界経済の問題点のありかを探り、新しい経済生活のヴィジョンを追求する。
目次
経済倫理の課題と必然性
キリスト教と経済
神の国と経済倫理
産業社会と産業精神
グッド・ワーク(良い仕事)とは
産業社会の消費文化
所有の問題
市場経済とキリスト教
功利主義とキリスト教
環境と産業社会
飢餓と解放の神学
著者等紹介
東方敬信[トウボウヨシノブ]
1944年、兵庫県に生まれる。1966年、青山学院大学経済学部卒業。1970年、東京神学大学大学院修士課程修了。1970-1975年、日本基督教団銀座教会副牧師。1976-1983年、日本基督教団経堂緑岡教会牧師。現在、青山学院大学宗教主任、経済学部教授。日本基督教団富士見丘教会牧師(代)。著書に『H・リチャード・ニーバーの神学』(1980)、『キリスト教と生命倫理』(1993)、『物語の神学とキリスト教倫理』(1995)、『ジョン・ウェスレーと教育』(1999)。訳書 H・R・ニーバー『近代文化の破壊と唯一信仰』(1984)、J.M.ガスタフソン『キリスト教倫理は可能か』(1987)、G.D.カウフマン『核時代の神学』(1989)、S.ハワーワス『平和を可能にする神の国』(1992)、セオドア・W.ジェニングス『神学者の使命』(共訳1994)、S.ハワーワス、C.ピンチス『美徳の中のキリスト者』(1997)、S.ハワーワス、W.H.ウィリモン『旅する神の民』(1999)
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