内容説明
キリスト教教理とはそもそも何か。教会は2000年の歴史の中で、教理をどう生かし、福音を守ってきたのか。そしてそれは、現代の信仰共同体とどうかかわるのか。とかく敬遠されがちな「教理」の歴史を、豊富な譬えとイメージを駆使してテーマごとに解説し、21世紀の教会形成の方向性を明示する。
目次
第1章 教理史を見る視点―教理の本質と機能
第2章 啓示と神学―教理と神学の出発点
第3章 聖書と伝統―教理と神学の源泉
第4章 三位一体の神―キリスト教的神観の本質
第5章 キリストの人格とわざ―わたしたちの救いの根拠
第6章 救済論―わたしたちの救いの実現
著者等紹介
棚村重行[タナムラシゲユキ]
1947年、福島県に生まれる。1972年、一橋大学社会学部卒業。1977年、東京神学大学大学院修士課程修了(M.Div.)。1986年、アメリカ合衆国シカゴ大学神学部大学院修士課程修了(M.A.)。1994年、シカゴ大学神学部大学院博士課程修了(キリスト教史:Ph.D.取得)。現在、東京神学大学教授(歴史神学、教会史、霊的生活史)。著作に“The Formation of A Theology of Mystical Participation in The History of Revolutionary Battle:A Study of Thomas Muentzer’s Relation to John Tauler’s Spirituality.”2 Vols.Doctoral Dissertation,the University of Chicago,December 1994.「啓示、知性、感情―E.A.パーク(1808-1900)の調停神学の構想」『福音の神学と文化の神学』所収 東京:教文館(1997)他。論文多数。訳書に、E.トレルチ「古代教会」『トレルチ著作集 第七巻 キリスト教と社会思想』所収 東京:ヨルダン社
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