感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
7
「58年にレーニン賞をうけたロマドカが来日したのは63年であったが、当時いかに平和の会の人々がイデオロギー化していたかを通訳者として経験した…ソ連の代表が朝鮮戦争は米ではなくスターリンの冒険主義が始めた戦争だ、と言ったとき、平和の会の会長自身が私の通訳を信じず、繰り返させられた」「戦前アジアで唯一バルト神学が支配的な国と教会は日本だけであった…当のバルトは遅まきながらも、ナチスと闘争したのに、日本のバルティアンは軍国主義に追随した…この戦時中の反動が、戦後の日本の…妥協を許さない絶対主義となったのである」2018/06/23