内容説明
世俗化した現代、倫理はどこに拠り所を求めることが出来るのか?特殊な「キリスト教倫理」は存在するのか?思想史の中で倫理学がどのように出現し、どのような問題を扱ったかを検証し、今日におけるキリスト教倫理の普遍性を問う。
目次
第1章 現代の世俗文化における道徳と倫理学
第2章 倫理学の根源状況と、その基礎づけのための最も重要な方法
第3章 倫理学の基盤―倫理学の最も重要な基礎づけの試みに対する批判的評価
第4章 神の国と倫理学
第5章 キリスト教倫理と、倫理的なものの人間的普遍性
第6章 世俗化された社会の文脈におけるキリスト教倫理の諸原理
著者等紹介
パネンベルク,ヴォルフハルト[パネンベルク,ヴォルフハルト][Pannenberg,Wolfhart Ulrich]
1928年シュテッティン(現ポーランド領)生まれ。ベルリン、ハイデルベルク、バーゼル、ゲッティンゲン各大学で神学、哲学を専攻。神学博士(1953年、ハイデルベルク大学)
佐々木勝彦[ササキカツヒコ]
東北学院大学文学部教授
浜崎雅孝[ハマザキマサタカ]
1971年生まれ。東北大学理学部卒。現在、東北大学大学院情報科学研究科博士課程在学
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