内容説明
イエス時代の現存する唯一の写本=死海写本は、本当は何を物語るのか?写本をめぐるスキャンダルや、イエスについての様々な新説・珍説は本当か?死海写本の本文から直接、イエス・初期キリスト教・ユダヤ教の真実に迫る。
目次
第1部 クムランと謎に満ちた巻物(推理小説;クムラン写本の現状;アイゼンマンのいかがわしいテーゼ;クムランの人々とはどういう人々だったのか)
第2部 クムランと新約聖書(信仰の危機か?;「共同体」の組織;宗教的実践;メシア;闇の子と光の子―クムラン文書における、神の前に立つ人間;世界の終末と新しいエルサレム;結論―クムラン文書はいかなる新たな知見をもたらすか)