内容説明
新渡戸稲造、ヴァイニング夫人などで知られ、良心的兵役拒否などの平和・反戦活動、社会活動で知られているクエーカーは、決してクエーカーの本質をあらわしていない。本書は、創始者であるジョージ・フォックスの信仰に立ちかえり、聖書に根拠を置く、クエーカー信仰の本質を明らかにする。
目次
ジョージ・フォックスとその時代
序文 世界伝道の呼びかけ
1 キリスト教史にしめるジョージ・フォックスの位置
2 ジョージ・フォックスの説いた『永遠の福音』
3 フォックスのメッセージと聖書
4 新しい礼拝―プログラムのない礼拝
5 新しい教会秩序―教会組織
6 新しい伝道―平信徒の巡回伝道
7 新しい神の正義―正義を主践する力は神が与え給う
8 十字架の教会の再興―福音の力で人びとをキリストのもとに集める
9 聖霊にたいしてのフォックスの考え―ヨハネによる福音書六章四節
10 ジョージ・フォックスのいうキリスト教の普遍性―キリストはその民のさなかに臨在し給う
付録 ルイス・ベンスンの想い出