内容説明
家庭生活から国際舞台までの逸話を伝える65篇!『新渡戸稲造全集』(第一期)全16巻が完結を見たのは、没後37年をへた1970年8月のことであった。それからさらに13年をへて、第二期全集が企てられ、その完結は1987年7月であった。全集の各巻には「月報」を付録として、内外諸家の寄稿を集めた。第一期・第二期全集で計51名78篇にのぼる。本書はそのうち「新渡戸稲造抄伝」ほか1篇をはぶき、新たに3篇を加えたもので、計49名65篇を収め、巻頭に新渡戸稲造令孫加藤武子氏提供の写真数葉をかざり、巻末には略年表を付した。
目次
新渡戸稲造先生の想い出(宮部一郎)
有り難くて懐しくてたまらない先生(川西実三)
新渡戸博士と乃木将軍(南原繁)
新渡戸先生と内村先生との間(鈴木俊郎)
新渡戸先生(松本重治)
新渡戸先生と門弟の茶目ぶり(岩永信吉)
庶民の慈父新渡戸稲造先生(臼田斌)
先生のご人格の香りのもとに(松田智雄)
新渡戸先生と軽井沢夏期大学(市川信次)
二つの思い出(松隅俊子)〔ほか〕