内容説明
信仰、愛、性、結婚、仕事、経済、政治、戦争、正義、善悪、欲望…、私たちが抱えるリアルな倫理的問題を信仰者としてどのように考えればよいのか?生きる喜びを伝える希望の倫理学。好評であった旧版を全面的に見直し、焦眉となっている課題についても加筆。グループで話し合うための設問付き!
目次
序論 十戒とは何か―約束に生きる民として
第1戒 愛に生きるために
第二戒 考えることを奪う偶像化する社会の中で
第3戒 礼拝が指し示す自由への指針
第4戒 働くことと休むことの意味
第5戒 人は誰かと生きないといけないのか
第6戒 人が生かされる世界のために
第7戒 キリスト者の喜びとなる「良き性」とは
第8戒 裕福になることと搾取に生きるということ
第9戒 真実を語り合う世界の形成を目指して
第10戒 私たちの欲望をどう取り扱うのか
著者等紹介
大嶋重〓[オオシマシゲノリ]
1974年、京都府福知山市生まれ。京都教育大学、神戸改革派神学校で学ぶ。キリスト者学生会(KGK)総主事を経て、現在、鳩ヶ谷福音自由教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころりん
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現代の文化に囚われて、生きづらさの中にある僕らに、神が与えた自由への道を、聖書の十戒が手がかり(三要文の一つ)であるとしてきた教会の伝統に沿って、十戒を公開していく。 しげちゃん(大嶋さん)節が全開する、緻密な釈義と、飛躍した適用とが混在した文章が、独特な味わいと、冒険ながらも心にしみてハッとさせられる。 「自由」と言いつつ「〜しなければならない」ともいうバランス・矛盾は読者の受け止め方次第。 性的マイノリティの学生たちとの出会いがキッチリ抑えられているのが最もありがたい。 とはいえ、基本的に極保守的な本2025/08/08