内容説明
隣人愛を生きる「アガペの人」となるために。自己中心的な自分から離れて、世界をあるがままに見つめる“マインドフルネス瞑想”への誘い。「もう一人の私」に気づき、神の無償の愛(アガペ)を心に育む瞑想法を手引きする入門書。
目次
第1部 講話編(キリスト教的ヴィパッサナー瞑想について;神理解を深める;イエスの示した神の国とヴィパッサナー瞑想;ヴィパッサナー瞑想とブッダの見出した真理;私とは何者か―真の自己の探求 ほか)
第2部 実践編(キリスト教的ヴィパッサナー瞑想の実践1;キリスト教的ヴィパッサナー瞑想の実践2;キリスト教的ヴィパッサナー瞑想の実践3;キリスト教的ヴィパッサナー瞑想の実践4;キリスト教的ヴィパッサナー瞑想の実践5)
著者等紹介
柳田敏洋[ヤナギダトシヒロ]
1952年生まれ。京都大学工学部大学院修士課程修了。協和発酵技術研究所勤務を経て、1983年イエズス会に入会。1991年司祭叙階。アメリカ、カナダで霊操コースを研修、帰国後イエズス会修練長職を11年間務め、各地で黙想指導に携わってきた。インドを定期的に訪れ、ヨーガとヴィパッサナー瞑想を学ぶ。その後、エリザベト音楽大学教授、理事長を務め、現在、イエズス会霊性センター「せせらぎ」所長。インド政府公認ヨーガ・インストラクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tu-ta
1
読み終えてないし、読み終える自信はないけど、とりあえず読み始めた。2024/10/04~10/06まで、ラルシュリトリート。今年もお手伝いとして参加(手伝えてるかどうかは不明)。この本の著者の柳田神父は今回のリトリートのスピリチュアルガイド。【いま、ココ】を心に留めることの大切さが書かれている。でも、心に留めたと気がついた時、それはいまのココじゃない。そもそも流れる時間の中で【いま・ココ】を切り取ることは出来ないって話を同行のSさんにしたら、頭で考えすぎ、とのこと。2024/10/04
ころりん
0
ヴィパッサナー瞑想って、聞き慣れないけれど、ティック・ナット・ハン師が、これを「マインドフルネス」って訳したのね。今ではこちらが有名で、iPhoneのヘルスケアなんかにもデフォルトとしてある。 キリスト教徒も、身体性を見失って、ヘトヘトに疲れ、思考に走り、体の声を聞くのが苦手だ。 神学がそこからの解放になればいいけれど、その「翻訳」は十分じゃない。 あるがままに気づき、体の声に聞くことは大事で必須だ。 「貪欲に注意しなさい」「目を覚ましていなさい」を身体化するのに好著。 その上で、受肉したキリストを語ろう2023/04/10
Tomoaki Asano
0
柳田神父が受けたのが宗教色を排したゴエンカ氏のリトリートだったとしても、ヴィパッサナー瞑想をキリスト教に接続するのは難しいように思える。私がキリスト教に明るくないからかもしれないが、どうにも牽強付会な印象が残った。2023/03/28
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