出版社内容情報
ヨーロッパ思想史を支えた、「霊性」を辿る!
ぷrテスタんてぃずむの礎を築いたエラスムス、ルター、カルヴァン。そしてドイツなどで活動したシュヴェンクフェルトや、急進派のミュンツァー。彼ら田オリゲネスやアウグスティヌスから継承した、ヨーロッパ史の「隠れた地下水脈」とは何か? 信仰義認論、聖書解釈法、聖餐論などの神学的講義のみならず、近代の思想・教育・文化への影響にまで触れながら、宗教改革の現代的意義を捉え直す。
金子 晴勇[カネコ ハルオ]
1932年生まれ。1962年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(京都大学)。現在、岡山大学名誉教授、聖学院大学総合研究所名誉教授。著書『キリスト教倫理学入門』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『教育改革者ルター』ほか。
感想・レビュー
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優希
74
宗教改革者たちがいかなる思想を持っていたかを知ることができました。それぞれが己の信仰を貫き、宗教改革に臨んだのですね。そして、その結果論としてキリスト教社会の文化や思想も変えていくことになる。単にプロテスタント誕生のきっかけとしか考えていなかった宗教改革ですが、その裏では様々な考えや社会を変える力があったことに気づかされました。2017/07/21
鴨
1
メモ▶︎ ・エラスムスにおける転義、ルターにおける転義的解釈の特質 ・霊性思想「根底」の影響 ・急進派の革命思想とその問題点 ・巻末の方 プロ倫の疑問点2023/12/31