内容説明
信長や秀吉に重用されるも、その信仰ゆえに国外追放され、マニラで客死した高山右近。2016年、「聖人」に次ぐ崇敬の対象「福者」に認められた希有な生涯を「時代」と「地理」の視点から詳察し、新たな人物像の解明を試みる。キリシタン研究の第一人者であり、NHK大河ドラマのキリスト教歴史考証も担当する著者による本格的評伝!
目次
第1章 新時代の到来とキリシタン高山右近の生きた時代
第2章 右近の生きた時空(その一)―「権威」と「勢力」の均衡崩壊と畿内の混乱
第3章 右近の生きた時空(その二)―摂津・河内キリシタンの誕生
第4章 高槻城主・右近の苦悩―和田惟長との闘争と荒木村重の謀反
第5章 戦国武将・右近の明暗と信仰の覚悟―山崎と賎ヶ岳、二つの戦いを結ぶもの
第6章 キリシタン・右近と天下人・秀吉―明石転封(一五八五年)と伴天連追放令(八七年)
第7章 祈りの人・右近―追放と最後の旅
著者等紹介
川村信三[カワムラシンゾウ]
1958年神戸生まれ。米国ジョージタウン大学で歴史学の博士号(Ph.D.)を取得。現在、上智大学文学部史学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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