内容説明
人間がもつ偉大さと卑小さの矛盾を、聖書はどう説いているのか。ここにキリスト教人間学が始まる。アウグスティヌス/ルター/カント/キルケゴール/バルト/ニーバー兄弟/内村鑑三…など、時代を画した思想家や聖書の物語を紹介。
目次
1 人間学との関係(科学時代における人間の問題;カントの問い ほか)
2 聖書の人間観(旧約聖書における「魂」「肉」「霊」の意味;天地創造と堕罪の物語 ほか)
3 キリスト教人間学の歴史(アウグスティヌスの人間学;トマス・アクィナスの人間学 ほか)
4 キリスト教人間学の課題(「神の像」と「人間の尊厳」;性善説と性悪説(良心概念の検討) ほか)
5 キリスト教人間学の将来(キリスト教人間学の意義;キリスト教的人格性の特質 ほか)
著者等紹介
金子晴勇[カネコハルオ]
1932年生まれ。1962年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(京都大学)。現在、岡山大学名誉教授、聖学院大学総合研究所名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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