内容説明
ルターの宗教改革に先立つ14世記から、プロテスタント教会との対決に至る16世紀末までの「カトリック改革」の全貌を、主要な思想家の作品と教会文書で辿った初めての史料集。
目次
マイスター・エックハルト(霊的識別の講話;離脱について)
ルードルフ・フォン・ザクセン(キリスト伝)
シエナのカタリーナ(教皇グレゴリウス11世への手紙)
ジャン・シャルリエ・ジェルソン(学者の好奇心を戒む)
トマス・ア・ケンピス(すべての聖性のもとである謙遜のすすめ;霊的修練についての短い訓戒)
ニコラウス・クザーヌス(カトリック協和論)
ウォルター・ヒルトン(完徳への階梯)
ジロラモ・サヴォナローラ(説教;神愛兄弟会会則)
トマス・モア(ピコ伝)
レジナルド・プール(教会一致擁護論)
パウルス3世(教会改革建議書)
トレント公会議(啓示の源泉に関する教令;義化についての教令)
イグナチウス・ロヨラ(イエズス会会憲)
フランシスコ・ザビエル(宣教書簡)
ロベルト・ベラルミーノ(異端反駁信仰論争)