内容説明
アウグスティヌスの書簡は、彼の生きた時代と社会を知る上で貴重な歴史史料であるばかりでなく、教理的・倫理的問題に関する彼の思想を理解する上でも不可欠な文書である。現在知られている書簡252通のうち、ほぼ四割に及ぶ101通を選んで2冊に収録。本巻にはカルタゴ協議会(411年)から、ペラギウス派論争を経て、彼の死(430年)までの時代の書簡と、新しく発見された書簡6通を収めた。ローマ帝政末期の混沌とした社会の中で、隣人愛に生き、奮闘するアウグスティヌスの生きた姿が甦る。
目次
第3部 411‐430年―カルタゴ協議会からペラギウス派論争を経て死に至るまで(アルビナ、ピニアヌス、メラニアへの手紙;ピニアヌスの義母アルビナへの手紙;ローマの高官マルケリヌスへの手紙;富裕なローマ人寡婦プロバへの手紙 ほか)
第4部 新しく発見された書簡(フィルムスへの手紙;アレクサンドリアの司教キュリロスへの手紙;コンスタンティノポリスの司教アティックスへの手紙;アリピウスへの手紙 ほか)
著者等紹介
金子晴勇[カネコハルオ]
1932年、静岡県に生まれる。1962年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、岡山大学名誉教授、聖学院大学総合研究所名誉教授。文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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