内容説明
『神の国』『告白録』とならんでもっとも知られた古典的名著(400‐420年)であり、その後の西方教会の三位一体論に計り知れない影響を与えた。神とは何であるのか。それは人間にとって極めることの困難な謎である。その謎に向かって聖書の言葉を導きとして探究を進めてゆき、同時に神と人間との生きた関係を追い求めてゆくアウグスティヌスの思想的努力がここに結実する。
著者等紹介
泉治典[イズミハルノリ]
1928年、仙台市に生まれる。東京都立大学大学院博士課程(哲学専攻)修了。現在、東洋大学名誉教授
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