内容説明
アウグスティヌスの初期の聖書釈義から晩年の説教までの三つの作品を収録。マニ教、アリウス派、ドナティスト、ペラギウス派など、教会を内外から攻撃するさまざまな脅威に対し、義認の信仰や神の愛、人間の救いをもたらす神の恩恵、キリストの体としての教会などを明らかにしながら、キリスト者を励まし勇気づけた。
目次
ローマの信徒への手紙選釈
パウロの手紙説教
ヨハネの手紙一 講解説教
著者等紹介
岡野昌雄[オカノマサオ]
1939年生まれ。国際基督教大学卒業。京都大学大学院博士課程修了(宗教学)、文学博士。現在、フェリス女学院学院長、国際基督教大学名誉教授
田内千里[タウチチサト]
1968年生まれ。上智大学卒業。2003年上智大学大学院博士課程単位取得(哲学専攻)。現在、上智大学文学部助手
上村直樹[カミムラナオキ]
1964年生まれ。2001年、東京都立大学大学院博士課程修了(哲学専攻)、博士(文学)。現在、東京都立大学非常勤講師
茂泉昭男[シゲイズミテルオ]
1927年生まれ。(旧制)東北大学文学部倫理学科卒業。専攻・西洋倫理思想史。1955年東北学院大学講師、1958年助教授、1962年論文「アウグスティヌスにおけるSYMBOLISM」により日本倫理学会より学会賞(和辻哲郎賞)を受ける。東北大学文学部大学院、京都大学教育学部大学院講師(非常勤)、東北学院大学文学部大学院(ヨーロッパ文化史専攻)教授を経て、東北学院大学名誉教授。文学博士(東北大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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