出版社内容情報
ギリシア教父エイレナイオス(130年頃?200年頃)の主著である、グノーシス主義反駁の書(全5巻)の第1巻。自分たちが真理の認識(グノーシス)を有すると主張する、論敵のプトレマイオス派、マルコス派、ヴァレンティノス派らの教説を報告。神的世界プレーローマ、中間界、この世からなる彼らの宇宙観や、救済神話、人間論を伝える、グノーシス主義研究の基礎資料となる重要な証言!
エイレナイオス[エイレナイオス]
140-150頃、小アジア生まれ。いわゆる古カトリック教会の教父のうちで最古の教父。カトリック的教会を概念として前提し、神学的に検討した最初の人物である限りで「最初の教父」と呼ばれる。
大貫 隆[オオヌキタカシ]
1945年静岡県生、1980-1991年東京女子大学、1991-2009年東京大学大学院総合文化研究科、2009-2014年自由学園最高学部勤務、現在東京大学名誉教授。主な編著書『グノーシス考』『グノーシス 陰の精神史』『グノーシス 異端と近代』(共編著)『グノーシス「妬み」の政治学』(以上岩波書店)、『ロゴスとソフィア』(教文館)、『グノーシスの神話』(講談社)。主な訳書『ナグ・ハマデイ文書』全4巻、『グノーシスの変容』、クルト・ルドルフ『グノーシス』(以上共訳、岩波書店)、ハンス・ヨナス『グノーシスと古代末期の精神』全2巻(ぷねうま舎)。
内容説明
ギリシア教父エイレナイオス(130年頃~200年頃)の主著である、グノーシス主義反駁の書(全5巻)の第1巻。自分たちこそが真理の認識(グノーシス)を有すると主張する論敵のプトレマイオス派、マルコス派、ヴァレンティノス派らの教説を報告。プレーローマ(神的世界)、中間界、この世から成る彼らの宇宙観や、救済神話、人間論を伝える、グノーシス主義研究の基礎資料となる重要な証言!
著者等紹介
大貫隆[オオヌキタカシ]
1945年静岡県生、1980‐1991年東京女子大学、1991‐2009年東京大学大学院総合文化研究科、2009‐2014年自由学園最高学部勤務、現在東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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