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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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東畑精一「新渡戸博士とRuriology」(277ページ~)は興味深い。Ruris(田舎)とLogos(学問)の結合の造語。現代でも水俣の吉本哲郎先生が提起した「地元学」があり、この概念はむしろ新鮮に映る。地方学とも、農村社会学ともいえるようだが、現代でも田舎学としての中山間地域論を専攻している人間からしても、限界集落論、地域経営論、むらづくり論など、学際的な課題であろう。田舎あっての都市であり、都市で今後被災する場合、限界集落に移住するケースもある。今からリフォーム等して住めるようにしておく必要もある。2012/09/28