感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
4
図書館でふと眼について手に取る。それなりに興味深く読めたものの、全体的に新味に欠けるというのが正直なところ。こういう聖書講解ものには、客観的な聖書研究に基づいたものより、むしろ作者独自のアクロバティックな読みを期待してしまうということか。本書もそれなりに作者自身の体験についての言及はあるのだけれど、それが今ひとつ読者の心を鷲掴みにするような熱量を有していないというのが、如何ともしがたい。ただ、ディランやジャニス、ロックへの言及が見られるのは、ちょっと気になるが。もう少し突っ込んだ著者の経歴をしりたい。2024/11/15