内容説明
善なる神へと回帰する喜び。甘美なる神秘を解き明かす「熾天使的博士」の“神学大全”。同時代の盟友トマス・アクィナスと双璧をなす中世スコラ学の巨星が残した霊的・神学的著作を精選して収載。フランシスコ会学派を代表する思想家の、知的な営みと生の経験の統合を試みた神秘主義的思考を明らかにする。フランシスコ会の総長を務め、枢機卿にも叙された非凡な聖人の全体像を活写する詳細解説付き。没後750年記念出版。
目次
三様の道もしくは愛の焔
生命の完成―姉妹たちに宛てて
魂の管理
ソリロクィウム―精神の四つの鍛練
幼子イエスの五つの祝祭
生命の樹
神秘の葡萄の樹あるいは主の受難についての考察
主の受難の聖務日課
“手紙”
“説教”
ブレヴィロクィウム
付録
著者等紹介
小高毅[オダカタケシ]
フランシスコ会司祭。1942年京城(ソウル)生まれ。1978‐80年ローマ・アウグスティニアヌム教父研究所に学ぶ。1984年上智大学大学院神学研究科博士課程修了、神学博士号取得。聖アントニオ神学院教授(組織神学・教父学)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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