内容説明
衝突から対話へ、イラン大統領から新ミレニアムへのメッセージ。現代イランを理解するための必携書。
目次
親愛なる日本のみなさまへ
文明の対話とイスラムの世界
東西世界の対話
イスラム世界と現代の挑戦
対話と新ミレニアム
宗教的信仰と現代の世界
怖れと希望
伝統と現代化と発展
自由と発展
革命とイスラムの未来
神の名において
著者等紹介
ハタミ,サイエド・モハンマド[ハタミ,サイエドモハンマド][Khatami,Seyyed Mohammad]
イラン大統領。1943年中部ヤズド州アルダカーン生まれ。聖地コムで神学を学んだあと、イスファハン大学で哲学、テヘラン大学大学院で教育学を修める。1971年コムに戻り、イスラム法と神学をきわめる。78年ドイツ・ハンブルクのイスラム・センター所長に就任するが、イスラム革命の勃発とともに祖国に戻り、国会議員に当選。82年から92年まで文化・イスラム指導相、92年から97年まで国立図書館長。97年5月大統領選に出馬し当選、8月3日に第5代イラン・イスラム共和国大統領に就任した
平野次郎[ヒラノジロウ]
1963年国際基督教大学教養学部社会科学科卒業後、米コーネル大学政治学部大学院に留学。65年NHK入局。政治部記者、ワシントン、ジュネーブ支局長を経て91年ヨーロッパ総局長。92年より現職。この間「NHK特集」「海外ウィークリー」「ニュース・トゥデイ」などのキャスターを歴任。現在学習院女子大学の特別専任教授を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紙狸
19
2001年刊行。原著は英語で00年刊。著者ハタミ氏は1997~2005年イラン大統領。読んでみて大学者であるとの印象を受けた。古代ギリシャ哲学からポストモダンまで西洋の思想史を語り、その総体を考察する足場であるイスラムについて論じる。これは欧米の哲学者にはないスケールの大きさだ。2000年に訪日して東京工業大学で行った講演も所収。禅とイスラム教神秘主義の共通性を論じたところなど、井筒俊彦を連想させる。「文明の対話」を提唱したイランと核問題のイランをいかに整合的に理解すればよいのか。2025/08/07
可兒
0
読み直し2015/02/17
Hisashi Tokunaga
0
彼の国家観は”自由と発展”の章で進歩には思想の必要があり、思想は自由の雰囲気の中で花開くとする。「・・・自由が持つ本質が変わらないものであったとしても、異なった社会条件や歴史条件を持つ国が”自由”に関して、それぞれの異なった体験を持っている限り、”自由”をどう求めるかも、それぞれの国が異なる方法と優先順位で決定すればよいからです。」(P189)イスラム社会は明治日本と異なり、また中国とも異なり、巨艦のかじ取りと走行は大変だが、知性は機能的だと感じた。・・・・のだが・・・イスラム社会は農業生産が・・
kozawa
0
イランの政界の主要人物にも色々な立場の人がいるが、本書を読めば、少なくとも彼の公の立場は決しておかしなものではない。ドイツ滞在体験もあり、世界を知った上でこれらかのイスラムについて考える彼の姿には考えさせられるものはある。しかし彼は成功したとは言い難い。そして今のイランも多様だ。これからどうなるのか。2009/07/09
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