内容説明
自分自身を生きるために。受験戦争、偏差値・管理教育で奪われた人間らしさを取り戻す、もう一つの道。シュタイナー学校、東京シューレ、賢治の学校の実践を通して、子どもたち、親たちはどう変わり、自立していったか。全国各地の新聞に連載、大反響の教育ルポ。
目次
第1章 不登校の軌跡
第2章 変わる親たち
第3章 賢治を生きる
第4章 私は私―過食嘔吐からの脱出
第5章 シュタイナー学校四年B組
第6章 なぜシュタイナーなのか
第7章 広瀬家のシュタイナー教育
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柳田
13
「広瀬家のシュタイナー教育」読んだ。まあ、この種の文章に文句をつけるのは野暮なのかもしれないが、これではシュタイナーは単なる宗教である。奥さんが、広瀬先生からシュタイナー教育の良さを説かれて、そんなの理想論よ、役に立つ勉強やらなきゃ遅れちゃうのよ、とか言うのだが、まあそりゃりそうできたらいいよね的な理想論ではあるのだが、それ以前にその思想がどこから出てきているのかさっぱりわからない。何もシュタイナーを引かなくとも子どもが楽しく学べる方がいいみたいなことは言われているし。こういうのはどうなのかなと思った。2018/08/22
しろ
1
子どもたちが、周りの大人や社会のエゴにどれだけ振り回されているか、縛られているかがよく分かる。大人が求めるものではなくて、子どもたちの心を大切にした教育に変わっていくといいなあ。2021/04/16